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『PRODUCE 6IX COLORS』第四弾、GENERATIONS・小森隼プロデュース「MY GENERATION」インタビュー

Interview

2025.07.01

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GENERATIONSが2025年2月からスタートさせたプロジェクト『PRODUCE 6IX COLORS』。6ヵ月連続でメンバーそれぞれがプロデュースした楽曲をリリースするというこの企画の第四弾は、小森隼プロデュースの「MY GENERATION」。ASIAN KUNG-FU GENERATION・後藤正文がサウンドプロデュースを務めた、ダンスミュージック×ロックサウンドのエールソングについて聞く。
Text 斉藤碧
■『PRODUCE 6IX COLORS』で隼さんがプロデュースした「MY GENERATION」は、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文さんが作詞作曲されていますが、どういった経緯でオファーすることになったんでしょうか?

「『PRODUCE 6IX COLORS』をやることになった時、このプロジェクトでは、メンバー1人1人の繋がりも活かして楽曲を作っていこうっていうコンセプトも決めていて。そのコンセプトを聞いた時、すぐに僕なりのテーマが見えたんですよね。ここ数年、GENERATIONSは音楽フェスに出させていただく機会が多いんですが、最近はフェス出演をきっかけに僕らを知ってくださって、ジェネのライヴに来てくださる方もいるんです。そういう嬉しい経験をしたことで、ダンス&ヴォーカルグループをよく知らない方々にも、もっとジェネを知っていただきたいと思うようになって。ロックシーンの真ん中にいるミュージシャンであり、僕自身も10代の頃からリスナーとして好きな、アジカンのゴッチさんにオファーさせていただきました」

■最初に後藤さんと仕事でご一緒したのは?

「『SCHOOL OF LOCK!』(TOKYO FM)というラジオ番組です。僕、今は『SCHOOL OF LOCK!』の校長(メインパーソナリティー)をやらせてもらってるんですけど。23歳くらいの時にTOKYO FMの別番組に関わらせてもらってから、もう8年もTOKYO FMに出演してるんですよ。そう考えると、TOKYO FMにめちゃくちゃお世話になっていると思うし(笑)。ラジオは、僕の人生の中でものすごく大きな存在になってるなと実感しました。ゴッチさんも、僕がただアジカン好きだったっていうだけでなく、ラジオという繋がりがあったからこそ、オファーを快諾してくださったんじゃないかなと思います」

■始まりから自然と身体が動いてしまうような曲調で、EXILE B HAPPY(小森が所属しているキッズ向け音楽ユニット)好きなお子さんにもハマりそうですし、歌詞を読み込めば『SCHOOL OF LOCK!』を聴いている10代にも刺さりそうですし、アジカン好きな同世代~歳上世代にも響くでしょうし、いろんな世代を網羅しているのが隼さんらしいなと感じました。

「そうですね。メンバーによっては、(中務)裕太くんみたいにピンポイントでZ世代に向けて曲を作る人もいましたけど。僕は特定の世代を狙っていたわけじゃなくて、全世代に向けたファイトソングというか、頑張る人に向けてエールを届ける楽曲が作りたいと思っていました。ただ、強いて言うなら、10代の子たちに聴いてほしいですね」

■それはなぜ?

「この話は僕がゴッチさんにオファーした経緯にも繋がるんですが、僕は子どもの頃からずっとダンスをやってきたので、高校1年生から高校2年生になる時に、通信制に行くか、全日制に残るかで、すごく悩んだんです。ダンス1本でいく!と人生を決めるか、全日制に残って青春を謳歌しながら、他の選択肢を探るか、の2択があって。そんな時にアジカンの“マーチングバンド”という曲に出会って、背中を押してもらって、結局通信制に行くことになったんです。でもそれって、初めからアジカンが好きで、普段からアジカンを聴いてたから“マーチングバンド”を知ったんじゃなくて。たまたまCMで流れてて聴いた曲が、アジカンの“マーチングバンド”だったんですよ」
■そうだったんですか!

「たまたま出会った曲で人生が変わることって、本当にあるんですよね。だから、もちろん全世代の方に届けたい曲ではあるんですが、当時の僕と同じ悩める10代の子たちにこそ、僕が経験してきたことや、ゴッチさんにオファーした経緯も含めて“MY GENERATION”を受け取ってもらえたら嬉しいです」

■悩んだ末に夢を叶えた隼さんが、当時背中を押してくれたアジカンと共に曲を作って、また新たな人の背中を押していると思うと、グッと来ますね。「MY GENERATION」というタイトルには、GENERATIONSとASIAN KUNG-FU GENERATIONのコラボ曲だから、という意味もあるのでしょうか。

「それも理由の1つですね。最初の打ち合わせの時に、僕のほうから“GENERATIONっていうワードは入れたいです”って提案したんです。ジェネとジェネ繋がりだしって。そしたら、歌詞の中に〈MY GENERATION〉って入れてくれて。仮タイトルも“MY GENERATION”で送ってくださったんです。とはいえ、ゴッチさんは最後まで悩まれてましたね。タイトルまで“MY GENERATION”にすると、今おっしゃったみたいに、GENERATIONSとASIAN KUNG-FU GENERATIONのコラボ曲だから……という意味を持ち過ぎちゃうんじゃないかな?って心配されてて。“GENERATIONSにGENERATIONというド直球のワードを当ててもいいのかな?”というのも、気にされてました。でも、この楽曲にはギターを生でRECしたものが入っているんですが、それはアジカンのゴッチさんと喜多(建介)さんが入れてくださっていて……」

■そうなると、もうアジカンのレコーディングですね。

「そうなんです。僕もお2人のRECに立ち会わせてもらったんですが、生でギターを入れる場面を見られて嬉しかったです。いちファンとして興奮しました(笑)。そういう経緯があったので、最後にみんなで正式タイトルを考えた時に、僕が“「MY GENERATION」でいいんじゃないですか?”って一押ししたら、ゴッチさんも“ASIAN KUNG-FU GENERATIONが作って、GENERATIONSがパフォーマンスするんだから、これ以上に説得力のあるタイトルはないか”って腑に落ちたみたいで。このタイトルになりました」

■トラックの構成や歌詞の言葉選びなど、隼さんからリクエストしたことはありますか?

「ゴッチさんと打ち合わせして決めた曲のテーマは、“踊れる邦ロック”。僕からも“アジカンのこの曲の感じのテイストで”とか、“ここにはダンスミュージックの要素を入れたい”とか、結構細かくリクエストしました。歌詞に関しては“一生懸命生きているけど上手くいかない、自分自身が何者なのかわからないと悩んでいる人たちの背中を押す楽曲を作りたい”と伝えました。僕もゴッチさんもすごく忙しい時期だったので、1回目の打ち合わせで僕がやりたいことをバーッと伝えて、作ってもらいました」

■そんなに多忙な時期だったんですか?

「僕の楽曲は、昨年12月末〜1月半ばに制作して、2月中にレコーディングというものすごく辛いスケジュールで(笑)。アジカンも昨年はずっとツアーだったので、その中で並行して制作してくださったんです。でも、さすがゴッチさんですね。最初に送ってくださったデモが素晴らしくて!  歌詞はもうその一発で決定しました。BPMとか間奏のブレイクは後から結構いじりましたけど、デモができてからは難航せずに、スルッとできあがった印象があります」

GENERATIONS / MY GENERATION (Lyric Video) prod. by Hayato Komori
■後藤さんと楽曲制作をする過程で、特に印象に残っていることは?

「ゴッチさんって、すごいアイデアマンなんですよ。打ち合わせの時も“自分が10代の頃に聴いていた、ヨーロッパのダンスミュージックっぽい感じでできたら面白いな”って話していましたし、ギターRECの時には、喜多さんが弾いたフレーズを聴いて“U2っぽくていいね。そういう要素も足したら面白いかも”って提案してくれたりして。レコーディング現場でリアルタイムに新たなアイデアが加わっていく様子を見ながら、ゴッチさんはそういう観点で曲に奥行きを出していってるんだ!って感激していました。僕はそれまで、ミュージシャンの方々がセッションしながら制作していく姿を見たことがなかったので、すっごい刺激的でしたね。バンドマンの方がよく言う“ここは自己満なんですけど~”の意味がわかりました(笑)」

■隼さんからも「アジカンのこの曲の感じのテイストで」とリクエストしたとのことですが、例えばどんな曲名を挙げたんですか?

「僕が最初に挙げたのは、アジカンがROTH BART BARONとコラボした“You To You (feat. ROTH BART BARON)”です。“「You To You」みたいに疾走感がありながら、開けていく壮大感もあって、聴き終わったら自然と前を向いてる感じにしたいです”“「You To You」は鳴っている音が前向きな感じがするし、打ち込みの音も好きなんです”って。そしたら、僕がイメージしていた通りのサウンドに仕上げてくれました。僕、本当にアジカンリスナーなんですよ(笑)。だから、アジカンの音楽変遷もずっと見てきていて。初期のソリッドな作風も好きですけど、今年発表した“ライフ イズ ビューティフル”のような、人生って素晴らしいねって希望を歌ってくれる曲こそが、今のアジカンやゴッチさんのムードなのかなって思っていたんです。そういうタイミングで“MY GENERATION”が完成したので、まさに今のアジカンの匂いも感じられる曲だなと思っていて。いちアジカンファンとしても、いい曲だなぁ~と大満足しています(笑)」

■歌詞を読んで感じたことも教えてください。

「(歌詞を読み返しながら)ゴッチさんの歌詞って、すごく詩的ですよね。エッセイを読んでるような気持ちになるし、聴く人によって受け取り方が全然違うんだろうなと思います」

■というと?

「例えば〈荒波が僕らの距離を隔てても きっと また巡り会える〉は、誰かと誰かっていう2人組の関係性を当てはめることもできれば、自分自身だけで完結することもできる歌詞だなって思うんですよね。もし今悩んでるとしても、今のこの経験があるからこそ未来で輝いている自分に巡り会えるよ、っていう意味にも捉えられるなと。〈荒波〉が未来の自分に出会うまでの“距離”や“時間”を表わしてるんじゃないかな?とかね」

■なるほど。

「それは、僕自身が10代の分岐点でアジカンに出会い、悩みながらもアジカンの音楽に励まされて、今こうして一緒に曲作りができていることともリンクしますし。そんな僕の気持ちをゴッチさんがキャッチしてくださって、困難な荒波があればあるほど時間はかかるけど、絶対に君のなりたい自分になれるよ、っていうエールソングにしてくれたんじゃないかなと感じました」

■そして、17歳でアーティストデビューの夢を掴んだ隼さんも、気づけば30歳。6月13日(30歳の誕生日)には1stエッセイ『「大丈夫」を君に届けたい』も刊行されましたが、隼さん自ら作詞しようとは思わなかったんですか?

「最近、いろんな人に言われるんですよ。作詞しないの?って。でも、僕には絶対無理です!……って、ゴッチさんの素晴らしい歌詞を読んで、改めて思いました。ちなみに、ゴッチさんも書籍を発表されているので、縦書きに慣れてらっしゃるのか、“MY GENERATION”の歌詞も縦書きで届いて!」
■縦書きだと、歌詞というより詩みたいですね。

「そうそう。そういったところも、うわ、カッコいい~!って痺れましたね。僕もこれから文章を書く時は全部縦書きで書こうって思いました(笑)」

■その素晴らしい歌詞に、ツインヴォーカル(片寄涼太、数原龍友)の歌声が加わった音源を聴いた時は、どう思いましたか?

「ゴッチさん自ら仮歌を入れてくださったデモももちろん素晴らしかったんですけど。やっぱりこの“MY GENERATION”という曲は、ゴッチさんがGENERATIONSに向けて作ってくださった楽曲なんだなというのを、ヴォーカル2人の声が入ったことで感じました。ゴッチさんが歌っているデモとは、曲の雰囲気も歌声のニュアンスも違いますし、2人の声が入ったことですごく色づいたというか。2人が歌う“MY GENERATION”が一番好きですね」

■サビ頭の〈ハートブレイク〉も、言葉としてはネガティブな意味がありますけど、音源で聴くとかなりポップでポジティブに響きますね。

「ゴッチさん、ギャグみたいに言ってましたよ。“サビの入り口、〈ハートブレイク〉だよ~”って(笑)。全体的には深いメッセージが綴られているんですけど、サビ頭にはゴッチさんのユーモアが詰まっています」

■また、12月~1月のハードスケジュールの中、Aメロの〈雪が解ける 夏の始まる匂いが駆け出す〉という歌詞を書いていたと思うと、感慨深いものがありました。まだ遠い夏を思って書いていたのかなと(笑)。

「あはははは!  確かに、実際はこれからさらに寒くなるっていう時期に、初夏の歌を書いてくださってますからね(笑)。多分、ゴッチさんが考える、人生における始まりのイメージが初夏なんじゃないかな?  いろんなインタビューでもおっしゃってるんですけど、ゴッチさんって、自分が書いた歌詞についてあまり話さない方なんですよ。曲は受け取った人のモノだから、各自が自由に解釈してくださいっていうタイプで。なので、僕にも“この歌詞はこういう意味があって、という話はなくて。でも、僕からは独自に深読みした解釈をガンガンぶつけました(笑)」

■今までに伺った解釈以外で、ゴッチさんにぶつけた深読みエピソードってありますか?

「え~、恥ずかしいな。聞きます?(照)」

■お願いします!

「さっき、〈荒波〉が未来の自分に出会うまでの“距離”や“時間”を表わしてるんじゃないかっていう話をしましたけど。最初に〈荒波〉っていうワードを聞いた時、僕は〈荒波〉から電波の波長をイメージしたんですよ。僕らが職業としている音楽も音の波形ですし、僕がやってるラジオも周波数で成り立ってるものだから、波が荒立つ様が僕にはそういうものに見えたんです。……と考えると、〈荒波が僕らの距離を隔てても きっと また巡り会える〉も、さっきお話しした解釈とは少し違って見えてきて。“僕らの音楽や声といった波長はそれによって距離を感じさせることもあるけど、僕ら(発信する側と受け取る側)を巡り合わせてくれるものでもあるんですよね”という話をゴッチさんにしたら、ゴッチさんも“確かに~!”と共感してくれました。というのもあって、今回のジャケ写は“MY GENERATION”の音の波形をデザインに落とし込みました」

■「MY GENERATION」のダンスは、どなたに振付をお願いしたんですか?

「今回はChihiroさんに振付をお願いしました。過去にもジェネの曲を何曲かやってくださってる方なので、僕達もコミュニケーションを取りやすいですし。構成だったり、振りの流れだったり、観ている人がパフォーマンスを画として捉えやすいコレオグラフィーを得意としている方で。なおかつ、アグレッシブさやパワー感もしっかり出してくれるので、Chihiroさんのコレオグラフィーが「MY GENERATION」の世界観に合うだろうなと思いました」

■〈探す〉で探す動きが入っていたり、振りからもストーリーが見えますね。

「そう、歌詞からも拾ってくれてます。それでいて、サビに入る時やパフォーマー4人で踊る間奏はエネルギッシュに。〈Where you are?〉からの落ちメロは、ヴォーカル2人がビシッと歌を届けていて、メリハリのついた見ごたえのあるパフォーマンスになっていると思います。近年はメンバー全員がマイクを握るボーイズグループが増えていると思うんですが、ジェネはヴォーカルとパフォーマーが分かれているグループなので。ヴォーカルがしっかり歌うところがあって、パフォーマーがちゃんと踊るところもあって……でも、聴こえる音はロックサウンドだな?みたいな。そういった違和感を見事に調和できた1曲なんじゃないかなと思います」
■隼さんは、シカゴフットワークなど足さばきが特徴的なダンスがお得意ですが、振付をオファーする際に得意なダンスジャンルを入れようと思ったりは?

「最初はそういう案も出ました。僕がジェネの曲をプロデュースするのは今回が初なので、パフォーマンスにも自分なりの要素を入れたらどうですか?って、スタッフさんから言われたんです。でも、小森隼を知ってもらうというより、GENERATIONSの“MY GENERATION”をより多くの人に知ってもらいたいので。6人でバチっと決めてるほうが、この曲の魅力を最大限引き出せるんじゃないかなと思って、“これ、隼くんっぽい動きだ!”って連想させるような要素は、あえて一切入れずに作ってもらいました」

■我を出すよりも、みんなが楽しくできるように考えているところは、隼さんっぽいのかなと。

「ああ、そうかもしれないですね。お調子者の盛り上げ屋なんで(笑)。曲調も尖りすぎず、主張しすぎず。でも、自分の中には伝えたいことがしっかりあるっていうところが、僕の性格を表わしてる気がしています。それもゴッチさんが僕と接する中で汲み取ってくれた“僕らしさ”なんでしょうね」

■最終的に、ここはこういう振付を入れたいから、トラックにこういう音を入れてほしいとか、振付を踏まえた微調整はしたんですか?

「普段のダンスチューンでも、曲が完全にできてから振りを作るので、今回も曲を受けて振りを作ってもらうっていう、いつもの流れでしたね。ただ、ロックバンドと違って、僕らにはダンスブレイクがあるので。ダンスブレイクのところは尺を事前に決めて、どういう音色がいいかっていうのも伝えてありました」

■バンドならではの制作を体験したことで、GENERATIONS周りのミュージシャンの方がやっていたことが理解できるようになったり、より深く関われるようになるのでは?

「そうですね。ミュージシャンの方々がやってくださっていることが分かるぶん、今まで以上にありがたみを感じますし。ライヴでは、もともと打ち込みでできている僕らの楽曲をバンドに変換して演奏してくださるので、こういうサウンドがあったらもっとカッコいいだろうなとか、この曲とこの曲の間にはこういう繋ぎがほしいなといったことを考えるようになりました」

■「MY GENERATION」は、リリックビデオのギミックやプロモーションスタイルも面白くて、大きな反響があったようですね。

「僕とゴッチさんの出会いが『SCHOOL OF LOCK!』なので、楽曲の初解禁もそこでやって。リリックビデオの冒頭にも、僕がラジオで“MY GENERATION”の曲紹介をしている音声を入れました。これはグループ内でも僕にしかできないギミックですし、他のグループでも、なかなかできないことだろうなと思いますね。リリックビデオの内容としては、1人の少女をストーリーテラーにして、その子が“MY GENERATION”を聴いた時に心の中から溢れる感情を表現しているんですけど。僕がラジオの生放送で“MY GENERATION”を初解禁したことで、ラジオで聴いてくれた1人1人が、今、リリックビデオの主人公になってると思うんです。僕のファンの方だけでなく、たまたまその時にTOKYO FMを聴いてた人も。そういう実体験を落とし込めた作品なので、まだ観ていない方にも、ぜひ観ていただきたいです」

■ではここからは、パーソナルなお話も少し。邦ロックやJ-POPを聴いて育ったという隼さんですが、最近はどういう音楽を聴くのでしょうか?

「もう、ミセスさん(Mrs. GREEN APPLE)ばっかり!  だって、チャート聴いてたらミセスさんしか出てこないですもん(笑)」

■あはははは。

「自分で好きなアーティストの曲をまとめたプレイリストとかもあるんですけど、ラジオのパーソナリティーをやってる身ですし、日本で活動するアーティストですから、日本のトップチャートを積極的に聴くようにしてます。そうすると、1位から7位くらいまで全部ミセスさんだったりするので、今一番聴いてるアーティストは?って聞かれたらミセスさんです!」

■ライバル心は湧かないんですか?

「ミセスさんとは長いこと一緒にラジオをやっていますし、バンドとボーイズグループっていう違いもあるから湧かないかな。ただ、他のボーイズグループがチャートに出てくると、俺らもチャート入りしたい!ってジェラシーが湧きます(笑)」

■ミセスに限らず、バンドを聴く機会は多いですか?

「そうですね。もともと母親がKISSとかTHE HIGH-LOWSが好きで、僕が初めてライヴに行ったのもTHE HIGH-LOWSだったので、生粋のバンド好きです。聴くだけじゃなくて、バンドをやってみたい気持ちもありますね。EXILEと出会ったことで、高校時代はバンドはやらないまま通信制に編入しちゃったので、後悔があって(笑)。今はスケジュール的に難しいですけど、35歳くらいになったら、趣味でバンドをやりたいなと思っています」

■では最後に、新生GENERATIONSの中でどう在りたいか、今後のヴィジョンを教えてください。

「僕は他のメンバーよりもメディアに出させてもらってますし、個人で動く機会が多いので、それをちゃんとGENERATIONSに還元できる広告塔になることが、僕がやるべき課題ですね。正直、今までは自分のことで精一杯なところがあったんですよ。でも30歳を迎えて、アイデンティティの確立とか、個人的に達成しなきゃいけないことが、少しずつクリアになってきましたし。グループ全体を見ても、踊れる学長(中務)がいて、踊れる校長(小森)もいて(笑)。メンバー1人1人の立ち位置が明確になっているのを感じるので。今後はもっと6人で活動していくために、各自がこれまでやってきたことを活かしていけたらいいなと思います。『PRODUCE 6IX COLORS』は、その第一歩ですね」
Digital Single「MY GENERATION」

Digital Single「MY GENERATION」

2025.05.05 Release
01. MY GENERATION
https://generations.lnk.to/mygeneration
GENERATIONS LIVE TOUR 2025 “6IX SENSE”
2025年9月21日(日)福岡・マリンメッセ福岡 A館
2025年9月27日(土)東京・国立代々木競技場 第一体育館
2025年9月28日(日)東京・国立代々木競技場 第一体育館
2025年10月11日(土)宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ
2025年10月18日(土)静岡・エコパアリーナ
2025年10月19日(日)静岡・エコパアリーナ
2025年10月28日(火)大阪・大阪城ホール
2025年10月29日(水)大阪・大阪城ホール
2025年11月15日(土)三重・三重県営サンアリーナ
2025年11月16日(日)三重・三重県営サンアリーナ
2025年12月6日(土)福井・サンドーム福井
2025年12月7日(日)福井・サンドーム福井
2025年12月17日(水)千葉・ららアリーナ 東京ベイ
2025年12月18日(木)千葉・ららアリーナ 東京ベイ
https://m.tribe-m.jp/ldh_page/tour_generations_6ixsense
GENERATIONS
ジェネレーションズ。白濱亜嵐、片寄涼太、数原龍友、小森隼、佐野玲於、中務裕太からなる6人組ヴォーカル&ダンスグループ。’12年11月にシングル「BRAVE IT OUT」でメジャーデビュー。’23年3月に7thアルバム『X』を発表。’24年6月より現体制での活動をスタートした。’25年9月より『GENERATIONS LIVE TOUR 2025 “6IX SENSE”』を開催予定。
公式サイト https://m.tribe-m.jp/artist/index/37

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【応募方法】
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【応募締切】
2025年7月15日(火)23:59まで

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