INI グループ結成3周年！ 壁の先に描く未来

今年6月でグループ結成3周年を迎えるINIが、6thシングル「THE FRAME」を6月26日にリリースする。これまで作り上げてきたイメージを壊し、新たなステップへと進もうとする11人の強い意志が込められた作品について、いち早くお届け！ 2組に分かれてのロングインタビューから迫ります。

■まずは、ニューシングル「THE FRAME」に込めたコンセプトから教えてもらえますか？

許豊凡（シュウフェンファン）「今回のシングルには、僕らを囲う“THE FRAME“をブチ壊す！というメッセージが込められています」

藤牧京介（ふじまききょうすけ）「そんなに強い表現だったっけ？ “壊す”じゃなかった？（笑）」

西洸人（にしひろと）「あははは！」

後藤威尊（ごとうたける）「それだけ本気で壊していきたいってことだよね？」

許「（真剣な表情で）そう、“ブチ”が大事です。ブチ壊します！」（正式には「僕らを囲う“THE FRAME”を壊す」）

■なぜ今のタイミングで、このコンセプトを打ち出そうと思ったんですか？

髙塚大夢（たかつかひろむ）「僕らはこれまで2枚のアルバムをリリースしてきたんですが、今年6月に結成3周年の節目を迎えるにあたり、今まで作り上げたINI のイメージを…… 殻みたいなものを破りたいなと思ったんです」

■その殻を具体的に言うと？

髙塚「アイドルっぽさですね。たくさんのボーイズグループがいる中で、僕達はJ-POPの色とK-POPの色を取り入れて、両方のアイドル要素を表現してきたグループだと思うんです。その奥にカッコよさを見出してきたというか。でも、今年2月にリリースした2ndアルバム『MATCH UP』を皮切りに、メンバー自身がより積極的にクリエイティブに参加するようになって。アーティストとして表現していきたいという強い想いが、今回のコンセプトに繋がりました」

■そんなコンセプトを象徴しているのが、タイトル曲の「LOUD」。この曲では11人の個性が躍動していますが、それぞれどんなことを考えながらレコーディングに臨んだのでしょうか？

許「今回のヴォーカルはエネルギッシュですね。個人的に力を入れたのは、ラスサビ前のダンスブレイク。ダンスもすごく盛り上がっているところなので、僕もそこで一気にエネルギーを爆発させるイメージで歌いました」

尾崎匠海（おざきたくみ）「僕もこの曲はメロディに沿って丁寧に歌うというよりは、荒々しく歌うのが正解だと思ったので、パートによっては声を荒げながらレコーディングさせていただきました。あと、どの曲もそうなんですけど、オールパートは大夢を中心に全員で集まって、どういう方向性で歌うかを決めていて。今回も大夢がまとめてくれています」

髙塚「まとめたと言っても、みんなと同じように、僕も“LOUD”（大声）だからエナジーを感じる歌声のほうがいいだろうなと思っていましたね。だから、各自のパートはもちろん、オールパートも音程を揃えるというよりはパッション重視。みんなの気持ちを合わせた上で、それぞれのニュアンスで歌おうと決めて、レコーディングしていきました」

■澄んだ歌声で鋭く貫く京介さんのパートも、根底にある想いはメンバーと同じ？

藤牧「そうですね。それこそ僕は今回のコンセプトを象徴するパートを歌わせてもらっているので、すごく気持ちが入りましたし、音源だけでも、歌に込めた覚悟と熱量を感じてもらえるんじゃないかなと思います」

■お２人（後藤、西）はいかがですか？

後藤「この曲は壁を壊すがキーワードになっているんですけど、デモの段階から11人でここから攻めていくんだ！という意気込みが伝わる楽曲だったので、僕も同じ気持ちでレコーディングに臨みました」

西「僕も。ただ、それだけ気合いの入った曲なので、レコーディングはめちゃくちゃ体力を使いました」

後藤「“FANFARE”の次くらい？」

西「いや、今までのレコーディングで一番体力を使った。自分のソロパート以外に、いろんな種類のオールパートを録ったんですよ。中音域で歌うだけじゃなくて、あえて低い声でやってみたり、叫んだり…… 正直すごく大変でした（笑）。でも、その甲斐あって大迫力のオールパートになっていると思うので、そこにどんなパフォーマンスが加わるのか、楽しみにしていてください」

■振付に関しては、現状２回しか練習できていないと伺ったのですが…… 。

西「（食い気味に）４回くらいやったべ!?」

許「うん、やったね」

髙塚「MV撮影がまだなので練習回数は少ないんですけど、一応4回はやりました」

藤牧「（高身長の後藤の背後から、ひょっこり顔を覗かせながら）2回でも4回でも、なんでもいいよ！」

一同「あはははは！」

尾崎「すみません、進めてください（笑）」