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KID PHENOMENON グループの“止められない”さらなる飛躍を予感させるナンバー「Unstoppable」

Interview

2024.12.28

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7組ダンス&ヴォーカルグループ・KID PHENOMENONが、4thシングル「Unstoppable」を10月9日にリリースした。デビューから1年が経ち、タイトル通りグループの“止められない”さらなる飛躍を予感させる全3曲について、じっくりと話を聞きました。また、ここでは撮り下ろし写真のアザーカットも公開!
Text 瀧本幸恵 Photo 田中丸善治
Hair&Make-up Rie Akita、NOBUKIYO Styling 二宮ちえ
■今回の「Unstoppable」は4枚目のシングルとなりますが、収録曲3曲とも攻めている印象がありました。制作はどんな形から始まったのでしょうか?

夫松健介(それまつけんすけ)「ここまでのシングル3枚を経て、やっぱりKID PHENOMENONは楽しくないといけないなって思って。僕らもそうですし、僕らをサポートしてくださっているNAOTOさんをはじめ、スタッフの方々も同じ想いを持ってくださっていて。今作へ向けて改めて気合いを入れて、ダンスもラップもヴォーカルも、レッスンを受けまくって、わかりやすく全員がスキルアップをした状態で臨みました。楽曲に対しても、KIDらしさを全開にして、よりギアを上げたものになっています。僕らだけでなく、サポートしてくださっている方々、全員の総意で作り上げたのが、この“Unstoppable”です」

■表題曲の「Unstoppable」を最初に聴いた時は、どう思いましたか?

川口蒼真(かわぐちそうま)「サウンドからして勢いがあって、僕らはデモを聴いた瞬間から“大きいステージでパフォーマンスしたい”って言っていました。個人的には、SPINEL KIDS(ファン)の皆さんと一緒に頭を振りながら盛り上がれそうな曲だなと。僕らのカラーが最大限生かせる曲だなって思いました」

■今作に収録される他の2曲にも言えることなのですが、歌詞は英語の部分が多いですよね。

遠藤翼空(えんどうつばさ)「これまで日本語の歌詞を伝えることを大切にはしていたんですけど、よりたくさんの方に届けたいというか、言語や国を超えた方々にも伝えていきたいという気持ちからですね」

健介「レコーディングの前に、メンバーそれぞれが自分で歌いたい洋楽の曲を持っていって、英語の発音のレッスンもしていただきました」

■歌割りの決め方は、これまで通りの争奪戦方式ですか?

健介「いつも通り全員が1曲まるっと歌ってみて、その中で一番いい人のものを選んでもらうやり方です。ただ今回、デモが全編英語で、しかもネイティブの方が歌っていたから、バチバチの部分はありつつ、メンバー同士で発音の部分は協力し合って、一緒に練習をしました」

山本光汰(やまもとこうた)「レコーディングの時は、ネイティブの方から発音指導をしてもらいながら歌いました。ここはこのアクセントの付け方がいいとか、こうしたほうが流暢に聴こえるとか。ネイティブの方が聴いても違和感なく届くように、繊細なところまで気を配ってレコーディングしました」

翼空「発音の方法とか、それによる聴こえ方とか、奥深いなと。少しの違いで曲全体の印象も変わってくるので、そこはすごく丁寧にやっていきました」
[L→R]遠藤 翼空、夫松 健介、山本 光汰、 佐藤 峻乃介

[L→R]遠藤 翼空、夫松 健介、山本 光汰、 佐藤 峻乃介

■それぞれご自身のパートで意識したことを教えてください。

佐藤峻乃介(さとうしゅんのすけ)「ラップの5人で、2人と3人に分かれて掛け合いをしている〈Come on,we Unstoppable~〉というところは、キャラクターの作り方とか、勢いとか、アクセントの付け方とか、僕は健ちゃん(健介)と2人で歌っているので、健ちゃんの声を聴きながら、自分はどこを狙ったらいいのか、聴きやすさとかも考えながらやりました。これまでも掛け合うパートはやったことがあったんですが、新しい掛け合い方だったので、自分的にはすごく印象に残っています」

岡尾琥珀(おかおこはく)「“Unstoppable”のレコーディングの時、僕は自分のラップスタイルについて悩んでいる時期でもあったので、ラップのレッスンをしていただいてる方に相談したら、デモを聴いて、自分だったらこうしたいとか、自分なりにカッコいいと思ったものをやってみてもいいんじゃないか?と言われて。だから、この曲に限らずですが、今回収録される3曲は、自分なりのものを持ってレコーディングに挑みました。例えば、〈欲しいもの全部 手にする結局〉のところは、デモとはかなり違った歌い方になっています」

■そこは急に淡々としたテンション感に変わって耳に残りました。

琥珀「ラップメンバーが多いので、その中で“これは誰々だな?”って分かるくらいの個性がないと埋もれてしまうので」

■自分なりのフレーズの引き出しはどういうふうに増やしていくんですか?

琥珀「とにかくいろんなパターンを試してみます。あと、少し前にやっていたんですけど、いろんなタイプのラッパーの歌い方を真似してみて。“これは自分に合うかも?”っていうのを見つけていきました」

光汰「僕は、特にこだわったところが2ヵ所あって。1つ目は、Bメロの〈Ain’t gotta〜with your mind〉のところで。デモとは違って、“mind”のところを、自分で半音下げたらカッコいいなと思って、そうすることで次のフレーズとの間に波ができると思ってやってみました。そしたら、リリックを書いてくださっているYoheiさんも“いいね!”って言ってくださって。自分のエッセンスも取り入れながら、一緒にクリエイトできたというのも意味があると思いますし、楽しかったです。もう1つは、サビ頭。曲の肝となる部分なので、リズム感というか、しっかり乗れるように意識しました。どういう声質がいいかっていうのも何パターンもチャレンジして。単語1つ1つを気にするぐらい気を遣ってレコーディングしたので、ここもお気に入りです」

■Bメロは、声の使い方が色っぽいなと感じました。

光汰「普段聴いてる音楽から取り入れたりもしています。僕はマイケル・ジャクソンがすごく好きなので、細いけど喉をしっかり使っている歌い方を真似してみたり。オタク気質なので、そういう研究もしています」

蒼真「この曲は英語の部分が多いんですけど、その中でも日本語の〈呼ばれるリーダー 俺ら適任〉のところは、日本語も英語っぽく聴こえるようにしてほしいと言われていたので、ニュアンスは英語に聴こえるように意識しました。韻を踏むところが琥珀のフレーズは英語で、僕は日本語なので、そこが合うようにして」

健介「僕はラップをする時、“自分たちが一番イケてるでしょう?”みたいな、そういう想いでステージに立っていて。だから、レコーディングでもそのマインドを出したいと思って歌いました。自分のマイクの前に人がいるようなイメージで、その人に向かって、俺のほうがスゲーだろ!って」
[L→R]岡尾 琥珀、川口 蒼真、 鈴木 瑠偉

[L→R]岡尾 琥珀、川口 蒼真、 鈴木 瑠偉

■自分的に気に入ってるフレーズはどこですか?

健介「サビ前の〈run this city〉ですね。めっちゃカッコつけました。基本そのモードではあるんですけど、その中での気持ちの入れ方は変えていて。例えば、〈Amber Light~〉のところは、少し落ち着きつつ、冷静に高みの見物みたいにとか、その時のイメージを書き出してやりました」

鈴木瑠偉(すずきるい)「歌詞には入っていないんですけど、2サビ前の〈run this city〉のあとに“Unstoppable”ってウイスパーで入れているんです。そこは他のラップパートとは違ってセクシーにしました(照笑)。ブレスを多めにし過ぎてもマイクに音が入らないので、そのいい塩梅を見つけて、耳元で囁いてるくらいの感じで言っています。普段、僕はこういう声を出すタイプではないので、また違った自分の声を聴いてもらえるのは嬉しいです」

光汰「ここは完全に瑠偉のエッセンスですね」

琥珀「レコーディングの日に急にやることになったんだよね」

翼空「僕はやっぱりサビですね。“Unstoppable”というメッセージ通りに、止まらず突き進んで行くぜ!っていうのを表現したかったので、イントネーションとか、言葉の流れで意識する部分が多くて、大変でした。アプローチの方法をすごく考えながら歌いましたね。あとは、ラストサビの前の〈流れるStreetで~〉のところは、急にここで下がる部分なので、少し優しめに、撫でるような歌い方をしていて。で、〈Rising~ 〉のところで、自分たちの心をさらけ出して突き進んでいく、というのを表現しました」

■その前の健介さんのラップ部分からの流れがすごくいいんですよね。

健介「ここは、踊っていても気持ちがいいんですよ。翼空が〈流れるStreetで~〉をラストサビに向かって気持ちが上がるような歌い方をしてくれているので、めっちゃ好きです」

翼空「ライヴを重ねる度に、この部分はどんどん派手になっていく気がしています」

■Aメロの〈Siren in the street Ridin’n in the fleet〉のところはいいアクセントになってますね。

峻乃介「僕はもともと声を裏返して歌ってみたり、高いキーのところでラップするのが得意なので、自分的にハマりました」

■あと、2番の歌い出し〈Master~〉のところは雰囲気が変わって。

光汰「デモではもっとローボイスでドスを利かせたような感じだったんですけど、リリックの〈Master the flow 喜ぶ耳 We killing this show〉の意味に合わせられるように、いろんな歌い方をしてみました。よく聴いてもらえるとわかるんですけど、3声を重ねていて。僕のパートから次の翼空に続くところも、本当に素敵だなと思うので、ライヴでやるのがすごく楽しみです」
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4th Single 「Unstoppable」

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[L→R]岡尾 琥珀、川口 蒼真、 鈴木 瑠偉
KID PHENOMENON
キッド・フェノメノン。オーディション『iCON Z 〜Dreams For Children〜』から誕生した7人組ダンス&ヴォーカルグループ。’23年8月、1stシングル「Wheelie」でメジャーデビュー。’25年1月22日、1stアルバム『PHENOMENON』をリリース予定。
公式サイト https://www.kidphenomenon.jp/
BACKSTAGE PASS 2024年11月号

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