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INI 3RD ALBUM『THE ORIGIN』インタビュー抜粋&撮り下ろしカット公開!

Interview

2025.12.12

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INIからアルバム『THE ORIGIN』が届けられた。昨年発表の6TH SINGLEから続く“INI革命”3部作の最終章である今作には、タイトル曲「DOMINANCE」を筆頭に、新たな世界へと踏み出す11人の姿を描いた楽曲を収録。開拓者としての強い意思が込められた作品を、許豊凡、髙塚大夢、松田迅の言葉から紐解きます。
Text 有竹亮介
Photo 田中丸善治
Hair&Make-up 梶原莉菜、Sayaka、西村純菜(MASTER LIGHTS)
■3rdアルバム『THE ORIGIN』はどのようなコンセプトで制作されたのでしょう?

許豊凡
(シュウフェンファン)「6thシングル“THE FRAME”、7thシングル“THE VIEW”から『THE ORIGIN』にかけて、“革命”というコンセプトを掲げて約1年間活動してきました。シングルで革命を起こし、今作は勝利を収めた後の最終章というストーリーをイメージしながら各楽曲を制作しています」

■“革命”というコンセプトは、メンバーで話し合って決まったものだったのですか?

髙塚大夢(たかつかひろむ)「コンセプトそのものはプロデューサーさんが提案してくださったのですが、それをもとに“どういう楽曲がいいか”“どういう僕達を見せたいか”という部分に関しては、メンバーとプロデューサーさんと一緒に話し合いながら考えてきました」

■話し合いを経て、どのようなINIを表現していこうと考えていました?

髙塚「“THE FRAME”に収録された“LOUD”のMVがすごく印象的で、特に(池﨑)理人が旗を掲げるシーンが象徴的で、そこで描かれていた勇敢さみたいなものをイメージして活動してきました。どう表現したら革命を成し遂げる勇敢さを感じてもらえるかといったことは、ずっと考えてきた実感があります。レコーディングでの歌い方もライヴでの見せ方も“LOUD”のMVからインスピレーションを受けて、自分なりに噛み砕きながら、勇ましさを感じられるような強めのパフォーマンスを意識してきました」

■今作は、勇敢なINIの1つの終着点ともいえそうですね。

松田迅(まつだじん)「今まさにアリーナツアーも並行して開催しているのですが、ライヴの合間に流れる映像も“革命”というコンセプトに合わせて制作したので、自分的にも撮影しながら“革命”をどう表現するのかという部分がわかりやすくなり、アルバムもその雰囲気を感じながら制作できたように思います」
松田迅

松田迅

■INIにとっての“革命”とは、どのような変化を指しているのでしょう?

髙塚
「カッコいい言い方をすると“概念の払拭”みたいなことですかね。デビュー4年目に入ってINIらしさみたいなものは出てきたかなと思うのですが、らしさが出る反面、そこに固執しないほうがいいなという想いもあったんです。これは僕の個人的な想いでもあるのですが、枠にはまらないグループでありたいとすごく感じるんです。メンバーが11人いて、それぞれに個性があって、それぞれに花開くジャンルがあって、まだまだできることがたくさんあると思っています。グループとしてなんとなく合わない気がするジャンルやテーマがあったりするけど、取り入れてみたら意外と合うかもしれない。そういう形で概念を払拭できるアルバムになったらいいなと考え、『THE ORIGIN』に収録される新曲6曲はすべてジャンルが異なりますし、それぞれのメンバーが個性を発揮して花開ける楽曲になったのではないかと感じています」

■おっしゃる通り収録曲の幅が広いですよね。制作期間はどのような心持ちでしたか?

松田「革命って難しいんだなと感じましたね、正直(苦笑)。メンバーとも“僕達ってずっと戦ってるよね”って話すことがよくあるのですが、今作は特に自分と戦うような感覚でした。自分にフォーカスを当てて、“人から見られる自分”“自分から見る自分”を考えたり。試行錯誤して生まれた結果が、ファンの皆さんやアルバムを聴いてくれる方々に届くといいなと思っています」

■“自分から見た自分”というお話が出ましたが、新たな発見や再確認したことはありましたか?

松田「今回、歌詞を書かせてもらったのですが、変なところにこだわるし、変わった人だなって自分自身ですごく思いました(笑)」

「僕は今作の中でラップをやらせていただいて、改めてラップって楽しいなと感じました。声の作り方も、自分でも想像しなかったような声色を出したりして、とても新鮮でしたね。これまでファンの皆さんにも見せてこなかった一面ではないかと思うので、今回披露できてよかったなって思います」

髙塚「僕は、今作の新曲の中で歌い出しを担当することが多かったんです。“Non-Stop”“What A Night”“Pineapple Juice”の3曲なのですが、今まで歌い出しを任される機会があまりなかったので、個人的に新鮮な挑戦になりましたし、歌い出しがいかに重要かということも改めて実感しました。その曲の色を決める役割みたいなものを感じたので、声のトーンとか強さとか、どう表現しようかとすごく悩みました。レコーディング中は作家さんがディレクションしてくださるのですが、実際に歌うのは自分なので、強めに立ち上げるのか、ちょっと抜いていくかっていうのは自分のさじ加減だと再認識しましたし、細部に気を配りながらレコーディングしました」
許豊凡

許豊凡

■それぞれの新たな挑戦が詰まった作品になったんですね。松田さんの作詞はどのような経緯で?

松田
「年明けに開催されたイベント『LAPOSTA2025 Supported by docomo』で初めてソロステージを行ない、オリジナル曲を披露することになったんです。今までINIの曲で作詞したことはなかったのですが、ソロのオリジナル曲には何かしら携わりたいと思って、詞を書きました。実際にソロステージで披露して、達成感と充実感があったんです。イベントが終わったすぐ後から『THE ORIGIN』の制作が始まり、デモテープを聴いていた時にすごく好きなテイストの曲があったので、INIの楽曲でも作詞に挑戦してみたいと思って、立候補させてもらいました」

■松田さん自ら手を挙げて、作詞を担当されたのが「What A Night」ですね。

松田「ファンの皆さんに向けた詞です。夜に聴くとすごく情景が浮かぶ曲で、どこか胸が締め付けられるような部分もあり、感情を乗せやすい曲だなと感じたので、“なんて素敵な夜なんだ”というイメージを膨らませていきました。ファンの皆さんのことを想いながら、これまでのことやこれからのこと、INIに出会って僕達を見つけてくれたこととか、いろいろ想いながら書き、夜が深まる様子と想いが深まる過程を重ねました。グループ結成から4年が経ったけど、これからも絆を深めていこうねって気持ちを込めています」

■許さんと髙塚さんは実際に歌ってみて、いかがでしたか?

「美しい歌詞なので、レコーディングの時にも自然と影響を受けて、綺麗な歌い方になりましたね」

髙塚「豊凡の言う通り、この曲は本当に綺麗で、自然とその雰囲気に寄り添う歌い方になりました。新曲の中でも特にメロウで甘い曲ですし、そこに迅の愛情が調和しているなとすごく感じるので、ファンの皆さんにも喜んでもらえる曲になるのではないかと思います」

■メンバーから見ても、詞には松田さんのキャラクターが出ていると感じますか?

髙塚「そうですね。本当にこの曲が好きなんだなと感じるし、聴き込んでいるからこそ、言葉とメロディのハマり具合が気持ち良くて、迅らしいと思います」
髙塚大夢

髙塚大夢

■夜に聴くという意味では、ライヴもちょっと意識されていたり?

松田「はい。ライヴの場で“What A Night”を感じたいです。みんなと過ごす素敵な日にこの曲を歌って、同じ時間を共有する。そんな夜を感じたいですね。なので、昼公演では歌いません!(笑)」

髙塚「歌うかもしれないけどね(笑)」

松田「それは冗談として(笑)、できることならライヴの終盤に歌いたいです」

■クライマックスに映えそうですね。タイトル曲「DOMINANCE」は攻めた雰囲気ですが、初めて聴いた時の印象はいかがでした?

髙塚「“DOMINANCE”は、メンバー全員一致でタイトル曲にしようって決めた楽曲です。サビのメロディがすごくキャッチーで記憶に残るところがタイトル曲にふさわしいですし、そのキャッチーな部分を活かせる歌詞やサウンドだなって思います。サビに入ったタイミングで重いビートが鳴り始めるのですが、その重さを振付にもうまく昇華できたと感じています」
続きはBACKSTAGE PASS 2025年8月号でお楽しみください!!
3RD ALBUM『THE ORIGIN』

3RD ALBUM『THE ORIGIN』

2025.06.25 Release
Ascending ver. CD+DVD ¥3,850
Landing ver. CD+DVD ¥3,850
Winning ver. CD ¥3,300
IN(I)SIDE ver. CD+GOODS ¥5,500

01. DOMINANCE
02. Potion
03. Bullseye
04. Non-Stop
05. What A Night
06. Pineapple Juice
07. WMDA(Where My Drums At)
08. LOUD
09. ONE NIGHT
10. Walkie Talkie
11. 3D
12. Drip Drop
13. Party Goes On(Bonus Track)※Winning ver.のみ
https://octpath.lnk.to/7thsingle_reserve


WINTER SINGLE
THE WINTER MAGIC

2025.11.19 Release
Present ver. CD+DVD ¥1,900
Cake ver. CD+DVD ¥1,900
Holiday ver. CD ¥1,400
Sweet ver. CD ¥1,700
https://ini-official.com/feature/thewintermagic
髙塚大夢
INI
アイエヌアイ。’21年開催のオーディション『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から誕生した11人組ボーイズグループ。同年11月、1stシングル「A」でデビュー。’25年6月、3rdアルバム『THE ORIGIN』をリリース。10月31日、初のドキュメンタリー映画「INI THE MOVIE『I Need I』」を公開した。
公式サイト https://ini-official.com/
BACKSTAGE PASS 2025年8月号

BACKSTAGE PASS 2025年8月号

発売日:2025年6月27日(金)
価格:1,100円(税込)
表紙:横山裕
バックカバー:Kroi
https://amzn.asia/d/0f6GHsY

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