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DXTEEN 「Tick-Tack」大切な人と過ごすことで生まれる愛おしさ

Interview

2025.09.06

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テレビ東京ドラマNEXT『やぶさかではございません』オープニングテーマ「Tick-Tack」がリリースされた。人生の秒針が進んでいく中、大切な人と過ごすことで生まれる愛おしさや楽しさを表現した、多幸感溢れるナンバーについて語ってもらった。
Text 吉田可奈
Photo 田中丸善治
Hair & Make-up 富樫明日香、服部ゆりあ、寺澤はるか(CONTINUE)
■新曲「Tick-Tack」は、既に配信リリースされ、ファンからの反響も届いていると思うのですが、いかがですか?

大久保波留(おおくぼなる)「リリースイベントで披露していても、NICO(ファン)の皆さんがすごく楽しそうにしてくれるので嬉しいですね」

■盛り上がる曲ですしね。皆さんの音楽的に推しポイントを教えてもらえますか?

谷口太一(たにぐちたいち)「この曲を初めて聴いた時、サビの〈君が好きだ〉の後、波留が入ってくるところの裏のトラックがすごく面白いなって思ったんです。その後にキャッチーなフレーズが続く前に、1つ盛り上がるところがあるんですが、より気持ちが伝えやすいような音の入り方になっていて、とてもいい流れだなと思って」

平本健(ひらもとけん)「このCDにはインストも入っているので、そこも聴いてもらいたいですね」

寺尾香信(てらおこうしん)「緩急があるからこその中毒性もありますよね。止まるところは止まって、速いところは速い。聴いていて飽きることがないんです。パフォーマンスにも緩急があって、サビ頭のところは可愛らしい振付なんですが、踊るところはしっかり踊るんです。KAITAさんが振付してくれたんですが、僕たちが音を聴いてイメージしていたダンスをそのまま表現してもらえたので、改めてすごいなって思いました。本当にすごいよね?」

大久保「音ハメがとにかく気持ちいい!」

寺尾「ステージに立つ人ならではの“音をこう取りたい”というのがあるんですよね。それがすごくしっくり来て、“そうそう!”って嬉しくなる振付なんです」

[L→R]谷口太一、平本健、田中笑太郎

■KAITAさんから振付のコツは教えてもらいましたか?

平本「テンション感を教えてもらいました。最初のイントロからサビに入るまでは、テンションを上げすぎず、ローペースにして、サビに入ってから曲の終盤にいくにつれ、どんどんテンションが上がっていけば、よりいいパフォーマンスに、いい曲になるって教えてもらいました」

大久保「歌詞に合っているパフォーマンスなので覚えやすいんだよね」

田中笑太郎(たなかしょうたろう)「KAITAさんは、ダンスの神です!(笑)  KAITAさんのダンスは16ビートのリズムを常に取っていて、本当に音が“見える”んです。さらに可動域もすごく大きいんですよ。すごく憧れますし、尊敬しています。あとは今回、‘Tick-Tack’で僕がすごく好きな振付があるんですけど。それが〈だからきっとmy love my heart 止まらないんだ〉で胸に手を当てていくところなんですが、音ハメがしっかりあって、指先まで使って“気持ちが止まらない”ということを表現しているんです。そういう細やかなところまで歌詞とリンクしているので、気持ちも入りやすいですし、毎回踊りながら楽しいです」

福田歩汰(ふくだあゆた)「なにより歌詞がすごくストレートなので、気持ちが伝わりやすいんです。僕のパートも一瞬で理解できる言葉が並んでいるので、歌う時も気持ちがすごく表現しやすかったですね」

大久保「デビュー前、表情管理の練習をした時に、お互いの表情を撮り合ったりしていたんです。僕のスマホに、その当時の歩汰くんの練習の動画も残っていたので見返したんですけど、今は本当に表情管理が上手くなっていて、成長ってすごいなって感じています」

■デビュー当時にこの曲を歌っていたら……。

福田「たぶん顔がひきつっていました(苦笑)。うまく表情を作れない時期があったんです。自分では顔を動かしていると思っているのに、実際に見たら想像の顔と全然違うっていう。顔の筋肉の動かし方もわかっていなかったので、あの頃は苦労してましたね。それを考えると、成長したように思います」

■今、皆さんのデビュー前の動画を見たらより感慨深そうです。歩汰くんは地元のカラオケ屋さんで歌っている動画がありましたよね。

一同「あった~!」

福田「本当にずっとあそこで練習していて。いつかあのカラオケチェーンのCMがしたいですね!(笑)」

■波留くんは「Tick-Tack」の歌詞に対してどんなことを感じましたか?

大久保「めちゃくちゃ可愛いですよね。恋をしている人も共感できると思いますし、僕的にはこれから恋をしたいなって人が、より“恋っていいなあ”って思えるんじゃないかなって。恋愛の多幸感がたっぷり詰まっているので、朝に聴いてもハッピーな気持ちになれますし、いつ聴いても元気をもらえる曲になったと思います!」

■NICOのみんなから見たら、DXTEENに対しての気持ちにも置き換えられるし、NICOからの気持ちにも思えるし、いいラブソングになりましたね。MVの撮影はいかがでしたか?

谷口「これまでのMV撮影は、撮影するカットが細やかに決められていることが多かったんす。でも、今回は初めての監督さんで、それぞれのソロカットはかなりフリーな撮影だったんですよ。その場の雰囲気を楽しみながら撮影することができました」

田中「今までと全然違ったよね」

谷口「うん。ある程度はやることを決めつつ、あとは自由でいいと言ってくださったので、のびのびとありのままのDXTEENが表現できたように思います」

[L→R]寺尾香信、福田歩汰、久保波留

■「自由でいい」って言われると、一番困りませんか?

一同「めっちゃ困ります!(笑)」

田中「僕が最初に個人撮影をしたんですが、“スタジオのキッチンを自由に使って”と言われて、しばらく困ってしまって(笑)。でも、周りにあるキッチン用品をいろいろ使いながら頑張りました」

平本「1曲を通して、4回ほど撮影をしたんですけど、そのフリー演技がすごく難しくて……。僕は浴室で撮影したんですが、“シャワーから水が出ているような動きをして、水は後からCGで足すね”と言われたので、シャワーヘッドを眺めたり掴んだりして試行錯誤してました。人生で一番シャワーヘッドと向き合った日でした(笑)」

大久保「僕は撮影が中盤だったので、他メンバーの撮影を見て、自分がどんなことをすればいいか考えてから臨みました。 ‘Tick-Tack’のシチュエーションをイメージして、朝起きて、好きな子のことを思って…… そんな自分の中で物語を作って、ジェスチャーやリップシンクなどを演じました」

■大久保くんは俳優経験が活かされたのではないですか?

大久保「いやいや(照笑)、フリー演技はやっぱり難しかったです」

福田「僕が与えられた場所がソファーだったんですけど。これは難しいなって思ったんですが、目の前にテーブルや車のおもちゃがあったので、普通に遊んでいたらどんどん楽しくなっちゃって!  撮られているというよりは、本当に遊んでいる自然な姿を撮影されたような感じでした(笑)。僕の無邪気な一面がしっかりと楽しめると思います」

大久保「僕、歩汰くんの演技を見ていたんですけど、最初は難しそうやな~って思っていたんですが、かなり可愛らしくなっていたので、見どころになると思います」

福田「嬉しい~」

寺尾「まだ完成形は見ていないのでどうなるかわからないんですが、壁と床が真っ白な背景のスタジオで小道具だけを借りて6人で撮影したシーンがあったんです。そこにランプだけ置いて、みんなが思うように動いていいと言われた時は悩みましたね~」

■まるでモノボケのような……!(笑)

谷口「そうなんですよ!  この数少ない物の中からどれを使って演じるか」

寺尾「前の人がやったのとは違うことをしなくちゃいけないから、頭もかなり働かせました。難しかったんですが、これはこれで楽しかったですね。ちなみに僕は笑太郎とは違うキッチンでフリー演技をしました。そこも見てもらいたいです」

谷口「僕は、歩汰のソファーの横の窓際を与えられて……そこに椅子がポンッと置いてあるだけで、自由に遊んでと言われて戸惑いながら撮影をしていたんですが、波留のように歌詞の物語を考えながら、窓を見たり、いろんなことをイメージしてお芝居しました。すごくいい経験になったと思います」

大久保「『最後の放課後』(DXTEEN初主演ドラマ)で、初めてみんなで本格的なお芝居の挑戦したんですが、以前はパフォーマンスの時以外で表情を作るのがすごく難しかったんです。でも、お芝居の経験を積むことによって、気持ちの入れ替えができてきたように感じます」

寺尾「そのドラマを経たからこそ、表面だけではなく、心の底から表現ができるようになった気がします。というのも、ドラマの監督さんに、“演じた人の立場や状況、気持ちをしっかり考えて”と言っていただけたんです。このMVの撮影では、その言葉を噛み締めながら演技することができました」

大久保「すごく深くまで想像力が働くようになった気がします」
■すごくいい経験になったんですね。

田中「はい、楽しかったです!  初演技のメンバーもいたんですが、この6人でお芝居ができたことがすごく嬉しかったです」

■今後も皆さんのお芝居を見られそうですか?

田中「はい、ぜひやってみたいです!  『最後の放課後』を経験して、演技をすることがすごく好きになったんです。これから自分ではない役も演じてみたいですね」

■では、ここからカップリングについても聞かせてください。「Good Vibes」も既に配信リリースされていますが、NICOからの反応もいいのでは?

谷口「そうですね。曲と振付、どちらも気持ちがすごく乗せやすいんです。歌詞がいいのはもちろん、全体を通してストーリーがしっかりとしているので、聴いている人にもすんなり入ってきやすいですし、感情移入がしやすいパフォーマンスになっていると思います」

■まっすぐな物語がDXTEENにぴったりですよね。歌っていて共感するところも多いのではないですか?

田中「はい、すごくポジティブな歌詞で気に入っています。そういえば、名古屋でリリースイベントをした時に、最初は雨予報だったのに、この曲をパフォーマンスしたら晴れてきたんです!」

■この歌詞にぴったりの展開ですね!

田中「ピッタリですよね!  きっとこれからもこの曲を歌えば晴れます(笑)」

谷口「気温も上がって温かくなったよね」

寺尾「これから雨予報の日には‘Good Vibes’をしたいと思います」

福田「これからの梅雨にピッタリだ(笑)」

寺尾「この曲、最初に配信リリースした時から“沁みる~!”と言ってくれた人が多くて。すごく歌詞の評判が良かったんですよ」

谷口「共感してくれる人が多そうだよね」

寺尾「うん、“明日また頑張ろう”って思えますし、その精神がすごく好きなんです。ポジティブがぎゅっと詰まった曲ですし、底抜けの明るさだけではなく、しっとりとした感じもあるので、すごくいいバランスの曲だなって思ったんです」

平本「僕は、〈昨日の僕と手を取り合っていこう〉という歌詞がすごく好きなんです。昨日イヤなことがあったから、それをすべて忘れていくのではなく、昨日の思い出も一緒に、それを認めて、明日頑張っていこうというのがすごくいいなって思いました」

■DXTEENの皆さんはポジティブなイメージがありますが……。

大久保「僕、わりとネガティブかも」

一同「あぁ~」

大久保「でも、ネガティブになりそうな時も、気持ちをメンバーと共有できるのがかなり助かってます。1人で抱え込むよりも、家族や友達と共有することでいい方向に引っ張ってもらえるんです。その存在が近ければ近いほど、他人事ではなく、自分のこととして考えてくれるのでオススメです」

■ちなみに一番ポジティブなのは?

谷口「笑太郎じゃない?」

田中「そうですね(笑)」

大久保「なんとかなるさ精神だよね」

田中「あはは。失敗してもなんとかなるということを思っているので、ポジティブなのかもしれないですね」
続きはBACKSTAGE PASS 2025年6月号でお楽しみください!!
5TH SINGLE「Tick-Tack」

5TH SINGLE「Tick-Tack」

2025.05.07 Release
初回限定盤A CD+タオル ¥3,900
初回限定盤B CD+PHOTOBOOK ¥1,900
通常盤 CD ¥1,400

01. Tick-Tack
02. Dealio!?
03. Good Vibes
04. Tick-Tack -instrumental-
05. Dealio!? -instrumental-
06. Good Vibes -instrumental-
https://dxteen.com/discography/detail/32/
6TH SINGLE
両片想い
2025.09.24 Release
初回限定盤A CD+DVD ¥2,800
初回限定盤B CD+PHOTOBOOK ¥1,900
通常盤 ¥1,400
https://dxteen.com/discography/detail/36/

DXTEEN 6TH SINGLE『両片想い』リリース記念イベント
2025年9月13日(土)東京・ゲートシティ大崎 アトリウム(地下1F)
2025年9月14日(日)群馬・けやきウォーク前橋1F けやきコート
2025年9月20日(土)埼玉・イオンレイクタウンmori 1F 木の広場
2025年9月21日(日)千葉・三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY 北館1F中央広場
2025年9月23日(火・祝)東京・アニメイト池袋本店9F hall BLACK
2025年9月24日(水)埼玉・コクーンシティ コクーンひろば(コクーン2)
2025年9月27日(土)東京・汐留シオサイト地下歩道
2025年9月28日(日)埼玉・ステラタウン大宮 屋外メローペ広場
https://dxteen.com/news/detail/1318
DXTEEN
ディエックスティーン。6人組ボーイズグループ。オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN Season2』に参加し、その後“LAPONE BOYS”として活動していた大久保、寺尾、平本、福田の4名に、谷口、田中が加わり結成。’23年5月、DEBUT SINGLE「Brand New Day」でデビュー。’24年7月、1ST ALBUM『Quest』を発表した。’25年9月24日に6TH SINGLE「両片想い」をリリース予定。
公式サイト https://dxteen.com/
BACKSTAGE PASS 2025年6月号

BACKSTAGE PASS 2025年6月号

発売日 2025/04/25
サイズ A4判
ページ数 128ページ
¥ 1,100 (本体 1,000+税)
購入はこちら
https://www.shinko-music.co.jp/item/pid2175572506/

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