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片寄涼太 ソロ初のフルアルバム『Bouquet』インタビュー

Interview

2025.08.19

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GENERATIONSのヴォーカル・片寄涼太が、ソロ初となるフルアルバム『Bouquet』をリリースした。1枚目にして、これまでのソロ活動の集大成とも言える本作に込めた想いを、じっくりと語ってもらった。
Text 斉藤碧
Photo 堀内彩香
Hair&Make-up SHINYA KUMAZAKI
Styling SOHEI YOSHIDA
■昨年8月にソロとして初のCD作品であるシングル「tenkiame /今夜はブギー・バック feat. eill / prod. Shin Sakiura」をリリースしてから、ちょうど1年。待望のアルバムリリースとなりますが、『Bouquet』はいつ頃から制作に入ったのでしょうか。

「昨年2月くらいですね。“tenkiame / 今夜はブギー・バック”を制作している段階からアルバムを見据えていて、アルバムの楽曲も同時に考え始めていたので、期間で言うと1年半。その中で生まれたものをギュッと詰め込んだ作品になっています」

■今回新たに制作されたのは、☆Taku Takahashiさんがサウンドプロデュースを手掛けた「Stay or Go prod. by ☆Taku Takahashi(m-flo)」、⼟岐⿇⼦さんが作詞とサウンドプロデュースを手掛けた「Smoky Town Rain」、音楽プロデューサーの和田昌哉さんとともに片寄さん自ら作詞された「朝⽇のように、夢を⾒て」の3曲。こちらは既存曲とのバランスを見ながら作り始めたんですか?

「eillちゃんと制作したシングル曲“tenkiame”もそうですが、最初はどういう新曲を作るか?というよりも、どういう人達と一緒にやりたいか?っていうところから始まりました。以前からお付き合いのある☆Takuさんも、今回初めてオファーさせていただいた⼟岐⿇⼦さんも、僕としてはいちリスナーとして聴いてきた方ですし、初のアルバムでご一緒できてすごく嬉しかったです」
■収録曲すべてがリード曲のように見えるというか、新曲3曲に絞っても、3曲合わせて“ソロアーティスト片寄涼太”を表わしているように思えるのですが、実際のリードは……?

「“Stay or Go”です。(ブックレットを見返しながら)でも確かに、全部リードに思えるくらいのボリューム感ですよね(笑)。既存曲に関しても、自分が俳優として出演させてもらったドラマや映画に関する曲がほとんどなので、そういう思い入れもありますし。どの曲がリードになってもいいくらい豪華な楽曲が揃いました。ただ、2020年に発表した“Possible”から僕のソロ活動がスタートしたということで、その時サウンドプロデュースをしてくださった☆Takuさんに、“ソロアルバムでもぜひ1曲ご一緒したいです”とオファーさせていただいた経緯があって。今回は“Stay or Go”をリードにさせていただきました」

■ミドルテンポの楽曲も多い中、「Stay or Go prod. by ☆Taku Takahashi(m-flo)」は疾走感溢れる楽曲で、まさにアルバムのオープニングを華やかにリードしていますね。

「そうですね。最初の打ち合わせで、他の楽曲がどういう感じかとか、どういう方々と制作しているかを☆Takuさんにお伝えしたら、“じゃあ、速い曲を作ろう!”っておっしゃって。その一言でこの曲は出来上がりました(笑)。GENERATIONSでやっていてもおかしくない曲調だから、僕も違和感なく楽曲に臨めましたね。なおかつ、m-floらしさや☆Takuさんらしさ、僕のソロらしさも融合されているので、1曲目にピッタリの素敵な曲をいただけたなと。“Stay or Go”から始まることで、アルバム1枚が締まるなと思いました」
■いちm-floファンとしても、大満足の仕上がりですか?

「はい、大満足です!(笑顔) この曲を作詞してくださったRyohei(Yamamoto)さんが、m-floの“Loves”ヴォーカリストもやられている方で。m-floファンとしては、そんなRyoheiさんにトップラインと歌詞を手掛けていただけたことも、“マジで!?”って驚くくらい嬉しかったです。……と言いながらも、歌詞については、生意気にもリクエストをさせていただいて。デビュー曲“Possible”から5年が経ったので、“「Possible」の世界の人達が5年後どうなっているかを書いてほしいです”ってお願いしたんですよ。“Possible”はRyoheiさんが書いたわけじゃないのに(笑)」

■シンガーソングライターの向井太一さんが作詞されてますよね(笑)。

「そうそう。でも、違う方にお願いしたからこそ、“Possible”とはひと味違う広がり方をしているのが面白くて。“Stay or Go”のほうは物語性もあり、より情景が浮かぶような詩的な歌詞になっています」

■「Stay or Go」、今の場所に留まるか、前進するのかというテーマも、片寄さんが提案したんですか?

「実はそこまで深くは話していなかったんですけど、どんな瞬間にも、どんな人にも、その選択肢って絶対あると思うんですよ。ある意味、普遍的なテーマだなって。それでいて最後は〈輝いて... Stay Gold〉で締まるから。これからも恒久的な輝きに向かって進んでいくんだ!っていう、ソロとしての自分の決意表明も含んだ歌詞だなと、逆に自分が歌詞からメッセージを受け取りました」
■ヴォーカルレコーディングは、☆Takuさんとお話ししながら進めたんですか?

「レコーディングには☆Takuさんはいらっしゃらなかったんですけど、☆Takuさんから“1回ヴォーカルレコーディングをして、そのテイクを受けて、もう1回トラックを考えたい”と言われていたんですよね。だから、自分がレコーディングした時とは全然違うトラックに仕上がってます(笑)。トラックを作り変える前に“何かリスエストあります?”って聞いてくださっていたので、僕からは“ツーステップにしたい”とお伝えしてあったんですよ。いわゆる“m-floと言えば”っていうビートにしたくて。そしたら“いいね!”と快諾してくださって、いい感じに跳ね感のある楽曲に仕上がりました。あと、サビも(トップラインと作詞を手掛けている)Ryoheiさんが何パターンか違うサビを用意してくださっていたんですけど、いろいろ試しながら制作した結果、今のサビでいくことになりました。一番いろんな要素が詰まっていて、一番良かったので」

■片寄さん自身は、レコーディングするにあたり、どんなことを意識しましたか?

「☆Takuさんの曲って、すごくポップで煌びやかなんですよね、どんな曲でも。なので僕も、それに負けない自分なりの声のトーンとか、シーンチェンジを意識しながら歌いました。レコーディングの時はまだMVを作ることが決まっていなかったんですが、なんとなく“この曲は映像を撮るかもしれないな”と思いながら歌っていたので、トラック・歌・映像を通して、1つの世界観を表現した1曲になったなと思います」

片寄涼太 / Stay or Go prod. by☆Taku Takahashi (m-flo) -Music Video-
■MVも明るい場面、暗い場面が織り交ぜられていて、「Stay or Go」というテーマを視覚化していますよね。そして、音源だけ聴かせてもらった時も、バチバチに踊っていてもおかしくない曲だなと思っていたんですが、完成したMVを拝見したら、踊りそうで踊らない片寄さんが映ってて……。

「あははははは!  僕、踊りそうでしたよね」

■サビは身振り手振りが大きくて、今にも踊りそうでした(笑)。踊らないけど、走るんだ?みたいな。

「そうそう。あのシーン、僕と一緒にカメラさんも並走してて、スタッフチームと一丸となって撮影したんですよね。結構ハードだったなぁ……(しみじみ)」

■「Possible」には〈焦る気持ち 抱えて走る〉というフレーズがありましたけど、「Stay or Go prod. by ☆Taku Takahashi(m-flo)」には“走る”というワードは出てこないから、どういう意図で走っているのか気になりました。

「なんでなんでしょうね……?  正直、僕もなんで走ってるのかわかってないんですけど(笑)。ひたすら走って行ったら、Dメロの〈「この海が好き」と⼼ほどいた〉あたりでフッと別の惑星に飛ばされるようなシーンがあって。これからもまだ見ぬ未来に向かって突き進んでいくという決意が、“走る”ことに繋がったんじゃないかなと思います。年齢的には30代に突入しましたけど、まだまだGo!していかないといけないですから」

■今後、音楽番組やライヴで披露するとしたら、どう届けたいですか?(取材は7月上旬)

「逆に、どう届けたらいいと思います?  踊ったほうがいいですかね……?」
■悩みますね。踊る片寄さんはGENERATIONSでも観られるから、あえて踊らないのもソロヴォーカリストって感じでいい気がするし。GENERATIONSメンバー以外のダンサーさんに囲まれてパフォーマンスする片寄さんが観られるのも、ソロならではの表現だと思うし……。

「ダンサーさんに踊ってもらうの、いいかもしれないですね。そうしようかな?」

■この場のノリで決めないでくださいよ(笑)。

「あはは!  まだそんなに細かく考えてないんですよね。お客さんとみんなでジャンプするのも楽しそうだし、自分のソロ曲をGENERATIONSのメンバーに一緒に踊ってもらうのも素敵だなと思うし。いろいろ可能性がありそうな曲だなと思うので、どんなパフォーマンスになるか、期待していてください」
▷ 8月27日発売「B-PASS 10月号」にも、アルバム『Bouquet』についてより掘り下げたロングインタビューを掲載します。お楽しみに!

片寄涼太 / 朝日のように、夢を見て (Music Video)
1st Album『Bouquet』

1st Album『Bouquet』

2025.08.06 Release
CD+DVD ¥11,000
CD+BD ¥11,000
CD ¥4,730

01. Stay or Go prod. by ☆Taku Takahashi(m-flo)
02. Possible
03. Smoky Town Rain
04. 運命
05. 今夜はブギー・バック feat. eill / prod. Shin Sakiura
06. Dance the life away
07. サクライロ
08. tenkiame
09. 朝日のように、夢をみて
〈Bounus Track〉
10. Pray -for Bouquet- feat. Shinya Kiyozuka
https://avex.lnk.to/bouquet


『Bouquet』リリース記念特典手渡し&トーク会
8月27日(水)大阪・タワーレコード 八尾店 イベントスペース
9月14日(日)愛知・HMV栄 イベントスペース
9月22日(月)福岡・タワーレコード 福岡パルコ店 イベントスペース
9月26日(金)東京・タワーレコード 渋谷店 イベントスペース
10月10日(金)宮城・HMV仙台 E BeanS イベントスペース
10月17日(金)静岡・タワーレコード 静岡店 イベントスペース
10月30日(木)大阪・タワーレコード梅田NU茶屋町店 イベントスペース
11月17日(月)三重・タワーレコード 鈴鹿店 イベントスペース
12月8日(月)石川・タワーレコード 金沢フォーラス店 イベントスペース
12月19日(金)東京・タワーレコード 新宿店 イベントスペース
https://m.tribe-m.jp/news/detail?news_id=51636
片寄涼太
かたよせりょうた。6人組ダンス&ヴォーカルグループ・GENERATIONSのメンバー。’12年11月、シングル「BRAVE IT OUT」でメジャーデビュー。’20年1月、ソロとして初の配信シングル「Possible」をリリースした。’25年9月より、GENERATIONSのツアー『GENERATIONS LIVE TOUR 2025 “6IX SENSE”』を開催予定。
公式サイト https://m.tribe-m.jp/artist/index/37

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【応募方法】
(1)B-PASSのX公式アカウント(@BP_35th)をフォロー
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【応募締切】
2025年9月2日(火)23:59まで

※発送先は日本国内に限ります。
※当選者の発表は、発送をもって代えさせていただきます。当落に関するお問い合わせはお受けできません。
※当選者の方にはダイレクトメッセージでご連絡をさせていただきます。

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