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WATWING 新レーベル移籍後、初のEP『uNi』を語る

Interview

2025.09.03

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新レーベル“+WHAX”へ移籍後、初のEP『uNi』が届けられた。『ウインターカップ2024』公式テーマソング「365」や、映画主題歌「HELL FIRE」など、話題のシングルに新曲を加えた全5曲を収録。新たなスタートを切るWATWINGに、この決意の作品について聞いた。さらにここでは、撮り下ろし写真のアザーカットも公開!
Text 斉藤碧
Photo 木村心保
Hair & Make-up Keiji Udaga wa、Saya Hak ozaki
Styling Kaz Nagai
■最新EP『uNi』の最後に収録されている「HELL FIRE」は、昨年11月の幕張メッセ公演で初披露されました。ここまでダークな歌詞で、メタルサウンドに振り切った楽曲は初?

八村倫太郎(はちむらりんたろう)「そうですね。曲調的には、ラップと、今までやってこなかったメタルを融合した“メタルラップ”になっているんですけど。“HELL FIRE”を作る前に、僕が主人公を演じた映画『他人は地獄だ』のタイアップが決まっていたので、新しいことに挑戦できるなって思ったんです。タイアップという前提があれば、今までのWATWINGの音楽の系譜を考えずとも、違和感なく受け入れてもらえるだろうなって。しかも今回の映画は、サスペンスホラーという攻めた内容なので、その世界観に寄せて、ひと味違うWATWINGを見せていこうと思いました」

八村倫太郎

■「HELL FIRE」は、倫太郎くんが作詞を担当。作曲クレジットには、この曲のプロデューサーであるKosuke Craneさんの他、倫太郎くん、亮くん、曉くん、颯くんの名前が並んでいます。

八村「歌詞は、映画の主人公を演じた自分にしか書けないものがあると思ったので、“今回は俺に書かせてほしい”ってお願いして。僕が演じる主人公が上京して、いろいろな困難にぶつかっていくっていう映画のストーリーをもとに作詞しました。実際、映画の中で使われているフレーズが多数出てくるので、映画を観たらより深く楽しめると思います。とはいえ、映画を観ていない方も置いていかないように。例えば〈コドク(蠱毒・孤独)という〉のようなダブルミーニングを使うことで、いろんな解釈ができる歌詞に仕上げました」

髙橋颯

■Kosukeさんというのは……?

髙橋颯(たかはしふう)「以前Kvi BabaさんがWATWINGに楽曲提供してくれた時に、僕らと一緒にトラック選びなどをしてくれたプロデューサーさんです」

八村「それ以降も、僕がKosukeくんと連絡をとっていて、みんなでスタジオに入ってデモを作ったりしてたんです。で、今回のタイアップが決まった時に、攻めた雰囲気が得意なKosukeくんにお願いしようと。僕らからもリファレンス音源を送った上で、何曲か作ってもらって、最終的に今のトラックに決まりました」

古幡亮(ふるはたりょう)「メロディは、僕ら(八村・古幡・鈴木・髙橋)とKosukeさんでスタジオに入って、4人でマイクリレーをしながら考えていきました。セッションしてみて、それぞれのいいところを抽出していくっていうやり方でした。そんなこだわりのメロディですし、倫太郎が書いた歌詞も、第一印象から“カッケェー!”って思っていたので、その気持ちを燃やし続けながらレコーディングやライヴに臨みました」

鈴木曉(すずきあさひ)「(急に神妙な面持ちになって)……でも、自分達で考えたメロディなのに、なぜか難しいんですよ」

古幡「確かに、僕も〈⽅⾈に乗り this karma 腐った現実から今〉(サビ前のラップ)はかなり苦戦したなぁ……」

桑山隆太(くわやまりゅうた)「言葉が詰まってるもんね」

古幡「でも練習して、歌詞とラップの節回しが上手くハマった時、すっごく気持ち良くて!今となっては、挑戦する機会をもらえたことに感謝してます。ありがとう!」

鈴木曉

■誰に向けての「ありがとう」?

古幡「あっ、倫太郎に(笑)」

八村「歌割も僕が考えたんですが、僕にとっても、亮のパートはお気に入りのフレーズが多いですね。このサビ前のラップは、作詞中にフッと言葉が降ってきたんですけど、そんな歌詞の世界観を大事にしながらも、自分なりに歌いこなしてくれてるし。こちらこそ、亮に感謝してます(笑)」

■サビの颯くんパート〈気づかないふりで蓋した〉も難しそうですね。サビ頭の曉くん、隆太くんパートもインパクトが強いのに、さらにヒートアップしてて。

髙橋「そうですね。Kosukeさんと僕らは以前から付き合いがあるので、この曲の制作はリラックスしながら取り組めていて。デモ用の歌録りをする時も、2割ふざけて8割真剣にやってたんです。そしたら、いい意味でリミッターが外れちゃって。自分でも、ここまで出せるんだ!?って驚くくらいの歌が録れました」

福澤希空(ふくざわのあ)「幕張も覚醒してたよね」

髙橋「ただ、ライヴで歌う時は2サビだけ声が裏返りがちなんです。3番で裏返るのは理論的にわかるんですけど、なぜか2番(桑山の後に歌う時)だけ裏返っちゃう」

桑山「1番・3番(鈴木の後に歌う時)が問題ないなら、俺とのコンビネーションが上手くいってないってこと……?」

髙橋「いや、むしろ隆太にカッコいいところを見せようとして、頑張りすぎちゃうんだと思う(笑)」

鈴木「これは僕もそうだし、全員に言えることですけど、“HELL FIRE”は感情が乗りやすい曲だから、ダンスも歌もリミッターが外れやすいんですよ。自然とがなっちゃうし。だから、ダンスに力を入れすぎて歌が疎かにならないように、歌に力を入れすぎてダンスが疎かにならないように…… というのが日々の課題ですね」

古幡亮

■1番Bメロの希空くんパートも印象的でした。音源もライヴも、歌声に引っ張られて上昇していく感じがあって。

八村「おっ!  メンバーも好きなパートですし、スタッフさんも“そこが好き”って言ってくださる方が多いんです。魂の叫び(サビ)に向かって階段を上がっていくところなんですけど、耳に残りますよね」

古幡「(希空に向かって)よかったな?」

福澤「ありがとうございます(照笑)。実は僕も、幕張は気合いが入りすぎちゃってて、“HELL FIRE”が思うように歌えなかったのを反省してたんです」

古幡「それでも、いいって言ってもらえたってことは、熱は伝わったんじゃない?」

福澤「うん、よかった。〈地獄に火をつける〉って歌ってる曲だし、サビは1人1人の個性も出せる振りになっているので、アドレナリン全開でやっちゃいました!」

八村「そしたら、Windyの反応もすごくよくて!  この曲を足掛かりにして、これからもっといろんな方向性の楽曲に手を出していけるんだろうなと感じましたね」

福澤希空

■「365」「Echoes」「memories」「STEPPIN’」という4曲の作詞を手掛けているgbさんとは、どういう経緯でご一緒することになったんですか?

古幡「+WHAXのスタッフさんと会議をした時に、スタッフさんサイドから提案していただいたのがきっかけですね。等身大を大事にしているWATWINGと、同じく等身大のリリックを書くことを大事にしているgbさんを掛け合わせたら、めっちゃいい音楽が生まれるんじゃないかってことで、ご一緒することになりました。でも僕、実はWATWING結成前からgbさんの音楽を聴いてたんですよ」

■WATWINGって、そういうご縁を感じる出会いが多々ありますよね。

古幡「根っからの音楽好きなんで、いろいろ聴くんです。だからこそ、gbさんの作風や魅力もよくわかっていて。今回gbさんの楽曲で新たなスタートを切れて、めちゃめちゃ嬉しかったです」

桑山隆太

■トラック選びはどう進めたんですか?

髙橋「選曲はみんなでやりました」

古幡「膨大な数のデモが届くので、まずはスタッフさんに精査していただくんですけど、最終的には僕らも全員で聴かせていただきました。何曲くらい聴いたっけ?」

桑山「8曲じゃない?」

八村「その中から厳選した4曲に、gbさんが歌詞を書いてくれました」
■「365」は昨年12月に先行配信されましたが、なぜこの曲をレーベル移籍後の第一弾にしようと?

鈴木「『SoftBank ウインターカップ 2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』のテーマソングなんですが、タイアップが決まる前というか、この曲のデモを初めて聴いた時から、冬にピッタリの曲だなって思っていたんです。クリスマスっぽいなって。それで“「365」は12月に出したいです”ってお願いしていて。スタッフさんの粋な計らいで、クリスマスに配信されました」

髙橋「歌詞の内容的にも、“365”を第一弾にしようって話だったよね?」

桑山「昨年12月に“365”を、今年2月に“memories”を配信したんですけど、メンバー内では“どっちを先に配信する?”って話もしてました。“365”に込められた“ありのままの自分で進んでいこう”っていうメッセージが、WATWINGがデビュー時から等身大で届けてきた音楽と通ずるものがあるなと思って。新たな環境に移り、飛び出していくっていう時に一番似合うのは“365”なんじゃないかってことで、配信順が決まりましたね」
続きはBACKSTAGE PASS 2025年5月号でお楽しみください!!
EP『uNi』

EP『uNi』

2025.03.26 Release
CD+DVD ¥3,500
CD+BD ¥3,500
CD ¥2,000

01. 365
02. Echoes
03. memories
04. STEPPIN’
05. HELL FIRE
https://watwing.lnk.to/0326_CD

New Digital Single
KEEP IT GOING ON
2025.09.03 Release
https://watwing.lnk.to/KEEPITGOINGON

『WATWING LIVE TOUR 2025 「honest」』
2025年9月6日(土)鹿児島・⿅児島CAPARVO HALL
2025年9月7日(日)福岡・福岡DRUM LOGOS
2025年9月13日(土)岩手・盛岡CLUBCHANGE WAVE
2025年9月14日(日)宮城・仙台darwin
2025年9月15日(月・祝)長野・⻑野ジャンクボックス
2025年9月20日(土)北海道・cubegarden
2025年9月23日(火・祝)奈良・EVANS CASTLE HALL
2025年9月27日(土)岡山・岡⼭YEBISU YA PRO
2025年9月28日(日)岐阜・岐⾩ clubG
2025年10月3日(金)千葉・千葉 柏 パルーザ
2025年10月5日(日)福島・郡⼭Hip Shot Japan
2025年10月12日(日)埼玉・HEAVEN'S ROCK
2025年10月13日(月・祝)静岡・LIVE ROXY SHIZUOKA
2025年10月18日(土)兵庫・神⼾Harbor Studio
2025年10月19日(日)京都・KYOTO MUSE
2025年10月24日(金)愛知・ボトムライン
2025年10月25日(土)神奈川・SUPERNOVA KAWASAKI
2025年10月26日(日)新潟・新潟 LOTS
2025年11月1日(土)栃木・HEAVEN'S ROCK
2025年11月3日(月・祝)茨城・mitoLIGHT HOUSE
2025年11月8日(土)広島・広島LIVE VANQUISH
https://official.watwing.com/news/detail/49618

『WATWING LIVE TOUR 2025「honest」〜Special Edition〜』
2025年12月7日(日)愛知・Lives NAGOYA
2025年12月27日(土)大阪・なんばHatch
2025年12月28日(日)東京・豊洲PIT
https://official.watwing.com/news/detail/49619

『WATWING LIVE TOUR 2025 - 2026「honest」〜Special Edition〜 The Final』
2026年4月12日(日)東京・東京ガーデンシアター
https://official.watwing.com/news/detail/49619
WATWING
ワトウィン。6人組ダンス&ヴォーカルグループ。’19年、結成。’21年9月、EP『Take off,』でデビュー。’23年8月、1stアルバム『Where』をリリース。’24年11月に新レーベル“+WHAX”への移籍を発表し、’25年3月に移籍第一弾EP『uNi』をリリースした。9月より『WATWING LIVE TOUR 2025 「honest」』を開催予定。
公式サイト https://official.watwing.com/
BACKSTAGE PASS 2025年5月号

BACKSTAGE PASS 2025年5月号

発売日:2025年3月27日(木)
価格:1,100円(税込)
表紙:ME:I
バックカバー:Little Glee Monster
https://amzn.asia/d/2LFgWe5

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